ブラジルとは南米大陸で最大の面積を誇る連邦共和制国家である。
その地に住む人々はメダフォースと呼ばれる超常現象的な力を使いhado-kenと呼ばれる気弾を撃ったり、空を飛ぶことができる。
また文字通り鋼の肉体を有しており銃弾はおろか核ミサイルですら無力化する恐るべき人間の形をした悪魔といえよう。
しかしこれには深い理由があり、ブラジルに住む人間は『人間の形をしている』だけであり
実はセクサロイドと呼ばれるメダロットを模倣した産物である。
元の素材がメダロットなのでメダフォースを使うことができ、人間同様に子を作ることもでき、
人間でもメダでも無いので兵器程度ではビクともしないのである。

ブラジルに住む人間はいつからかこのセクサロイドにとって変わり、現在は人口の120パーセントがこのセクサロイドである。
非常に興味深い(?)人種(?)だが興味本位で彼らに近づいてはいけない。
彼らは『人間』を殺す事になんら罪悪感をもたない危険な存在である。
彼らにとって我々の常識は非常識であり、非常識が常識である。
1人でこのブラジルに踏み入れるとすれば、その瞬間には骨も残らず蒸発していることだろう。

現在調査したところ人口がセクサロイド化している国はブラジルだけのようだが、
セクサロイドが人間に紛れてその繁殖区域を広げる危険性も指摘されており実際に諸外国でセクサロイドが鹵獲された報告がある。
地表の砂漠化が進むようにセクサロイドの生活区域も徐々に広がりつつある現状だが、兵器で処理できないのが非常に厄介である。
政府は早急にセクサロイドへの対応策を審議するべきそうするべき。
---ブラジル調査団員コーレ・フィクション・デス洋一氏の手記より。
いくつかは本人も覚えていないそうなので紹介なし


2011/06/14
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